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NHK「超絶 凄ワザ!」制作秘話インタビュー01

凄ワザ!ウラ話し大公開! というわけで、

2015年10月にNHKで放送された「超絶!凄ワザ!〜究極の竹とんぼ対決」で
放送されなかった舞台裏を大公開しちゃいます。

たっぷりお届けしたいので、2回に分けてのレポートになります。


miki-dotテレビ放映で「仕上げのプロ」として紹介されていた
中村玲さんに直撃インタビュー!
ということで玲さん、今日はよろしくお願いします♪

 

reisan_dotよろしくお願いします。
さて、どこからお話しましょう。

 

miki-dotそうですね、今回の課題は「滞空時間」でしたが、その課題に対し
どのように取り組まれてきたのか教えて下さい。

 

reisan_dotりょうかいです。
1.5ヶ月ほど試作を行って、滞空時間に効きそうなのが

 

1:重量
2:慣性モーメント
3:迎角

 

ということが判りました。

 

理想の飛行状態は「ゆっくり上がって、ゆっくり落ちてくる」

 
miki-dotなるほど、言うは易し…という感じですね…

 

 

reisan_dotこれを踏まえ、テレビで放送されなかった
竹とんぼ制作の終盤をレポートしていきますね。

 

miki-dotよろしくお願いします!

 

 


reisan_dot6/26 試射@川崎

前回の試射時(6/22@代々木公園)の課題をFB。

 

東京流研、重谷さんの拘りであったオートローテーション機構(逆回転)を廃し、
ひたすら順回転を維持する設計に変更。

→羽の形状を角型から円弧型に変更(ゼロ戦をモチーフに)
→羽にウェイトを入れ、慣性モーメントを大きくする。
→シャフトの剛性を高くするため、素材を光造形樹脂からCFRPに変更。

結果:9.5秒 ⇐放送はココマデ

 

【さらなる方策】

→ウェイトをより効率良くするために、素材を鉛からタングステンに変更。
→落下時の軌道を大きく旋回させるために、羽の迎角を小さくする。

 

 


reisan_dot7/4 熊谷某所の体育館にて

マイスターハンド準備済み。

【結果】

2枚羽:10.46~11.64秒

3枚羽:9.28~11.06秒

4枚羽:7.40~8.06秒

所感としては、思ったより伸びず(´・ω・`)

 
miki-dotざんねん…

 

 

reisan_dot劇的な記録伸びを期待していたんですけどネ…

 

 

【問題】

→回転数が射出のたびに7,000~9,000rpmとバラツク。
→2枚羽は落下時に大きく旋回する軌道を描き理想的だったが、
途中できりもみを起こして落下してしまう。
→3枚羽は落下時の旋回が小さい。

【推定原因】

・回転数
→エネルギーも大きくなってしまった。

・きりもみ
→ウェイトの量が左右の羽で相違があり、バランスが崩れた。

 

【対策】

→直接的な改善ではないが、羽のみ重量を可能な限り小さくする。
→ウェイト位置を羽のやや中央から羽最端部に変更。
→羽のバランスを調整する。

4枚羽はこの時点で、廃案。
7/11の試射に向けて、上記対策を踏まえモデル製作。

→ウェイトに使うタングステンは、樹脂ブロックタイプと粘土タイプの
2パタン用意したが、作業性を顧みて粘土タイプを選択(この選択が後の悲劇を…)

→バランス調整のためのバランサーは、スタイロフォームにカッター替刃(大)を
並行に2枚突き刺しただけのお手軽設計。

→羽重量はCADデータをマストとし、1.4g狙い。

 

造形しっぱなしのモデルだと約3gあったため、
両羽を均一に1.6g削り込んで軽量化する。

削っては精密重量計で重量を計測し、削っては…の繰り返し作業。

 
miki-dotトライ&エラーの奇跡をご覧ください!

sugowaza-taketonbo02
 

 

reisan_dot写真はほんの一部です。

 

 

miki-dotそうなんですよね、たくさん試作を重ねてましたものね…

 

 


reisan_dot7/11 試射@豊田

豊田某所のとある小学校の校庭で試射。発射はマイスターハンドにて。

 

【結果】

屋外につき、風の影響が大きすぎて評価ならず(´・ω・`)

3枚羽はリリース直後に四散。
何となく羽の迎角が緩すぎる感があったため、微調整して再設計。

ウェイトは2.0gと2.4gの2パタンで確定。
羽数は2枚とした。

 

reisan_dotさて、ここからいよいよ本番に向けて
最終モデルの製作にとりかかっていきます。

 

miki-dot続きは次回、お楽しみに!!

 

超絶 凄(すご)ワザ!「究極の竹とんぼ対決」(前編)
超絶 凄(すご)ワザ!「究極の竹とんぼ対決」(後編)

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