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3Dデータ作成のコツ〜データのエラー編2

3Dプリント

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今回はデータエラーに関するお話の続きです。

SOLIZEオンライン3Dプリントに頂くデータの中で、一番多く見られるエラーは
「シェルが一つになっていない」と言うモノです。
その次くらいに多いのは
シェルを構成する面が一部裏返ってしまっているパターンです。

「面が裏返ってしまう」とはどう言うことなのか


いまひとつ分かりにくい部分があるかもしれませんので、
今回はその辺を、絵を交えて簡単に説明していきたいと思います。
3Dプリントで使われるデータ形式は、STLとOBJが代表的なもので、
ほぼどこの立体出力サービスでもこの2つの形式で受け入れを行なっていると思います。

SOLIZEオンライン3Dプリントで使用している造形機では、OBJデータも最終的にはSTLに変換して出力しています。
この最終データの段階で重要なのが、立体を構成する面の方向(法線)です。

STLなどの立体データは、基本的に寸法と体積の概念を持っています。
体積情報を持っていると言うことは、立方体のデータは例えてみれば
商品の化粧箱のようなものです。

化粧箱を構成する面は6面。
それぞれの面は印刷された面が表を向いているのが正解です。


断面図



法線が裏返っていると言うのは、この化粧箱のある面が、裏表逆になっている状態です。
印刷面が裏表になっているだけなら、モノを入れるのに支障は無いですが
(化粧箱としての用は成しませんが)STLデータでは、面が裏表逆になっていると、
そのデータは体積情報を持つことが出来なくなります。


これでは、造形をすることが出来ない訳ですね。


断面図



CG向けの3Dデータは、実際に形にすることを前提に作られませんので、
ソフトによっては、こう言った面の裏表については
あまり厳密に設定されていないモノがあるようで要注意です。


こう言った不具合を避ける為にはどうすれば良いでしょうか?

何と言っても、まずデータ作製の際、常に
面の向きに気を使って作業する。

これが結局一番良いかもしれません。

加えて、作成済みのデータは一度
フリーのSTLビューワー「MiniMagics 3.0」で確認すればより完璧です。



「Mini Magics」は加工こそ出来ませんが、断面を見ることも出来ますので、
面の裏返りの他にも、内部で面が交差していたり、
不要な面が有ったりした場合も分かりやすいのです。

ココでおかしな面などがあれば、作製ソフトに戻って修正して、
また「Mini Magics」で確認して…と言う流れですね。

また、寸法を測ったりも出来ます。

最終的にデータの3Dプリントを考えておられる方は入れておいて損のないソフトです。
という訳で、今回はココまで!

(中村)

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