いよいよ型に樹脂を注入して複製品を作っていきます。
まず、型から複製品が上手く外れるように、型に離型剤を塗っておきます。
離型剤が乾いたら型同志を合わせて固定します。
今回はゴムバンドを利用しました。
合わせ目から樹脂が漏れてしまわない様、きちんと固定します。
これで型の準備が整ったので、これに樹脂を注入していきます。
今回は↓の樹脂を使用しました。
注型用ウレタン樹脂 「Mr.キャスト・ノンキシレン 2kgセット アイボリー」
これもジョイフルホンダで購入しましたが注型用樹脂は種類がいくつか置いてあり、
どれが良いのかよく分からなかったので、とりあえず「店員のおすすめ」と書いてあったこの樹脂を選びました・・・
この樹脂はA液とB液の2液混合型で、
1対1の分量で混ぜてから2分くらいで硬化が始まり、15分くらいで完全に硬化します。
まず原型の重さを量って使用する樹脂量の目処をつけて、湯路などの分も考慮して多少大目に量ります。
注型の際には気泡が混ざってしまうと複製品に穴として残ってしまうので気をつけなくてはなりません。
樹脂を容器に量ったら気泡が消えるまで待ちます。
今回使用した樹脂は混ぜ合わせてから2分程度で硬化し始めてしまうので、
その後の作業は素早く、気泡が立たないように出来るだけ慎重に行わなくてはなりません・・・
準備ができたら、2液を混ぜ合わせ割り箸などで良くかき混ぜます。
今回使用した樹脂は、粘度が低くさらさらした感じだったので、思ったより気泡は立ちませんでした。
かき混ぜ終わったら、慎重に型の湯口から樹脂を注入します。
樹脂を注入したら、そのまま15分くらい放置して樹脂の硬化を待ちます。
そして硬化が完了したら、いよいよ型を開きます。
上手く出来ているか一番ドキドキするところです。
慎重に型を開いていきます・・・
ぱかっと開いて・・・
上手くいきました!
空気も綺麗に抜けてくれて、気泡の後もほとんどありません。
例の部分も問題なく目論み通りに出来ました。
型から取り外せば複製品の完成です!
その他の部品も同様に作業を行い・・・
上手く空気が抜けてくれないと↓のように失敗してしまいますが、
そんな場合は空気穴を追加して、再び注型して・・・
綺麗な複製品の完成です。
以上で、全ての部品の複製品が完成しました!!
今回の注型ですが、
やる前に自分で予想していたよりも綺麗なものが複製できました。
もっと気泡の後などが出てしまい、結構な修正作業が必要になるのかと思っていたのですが、
そんなこともありませんでした。樹脂の選択が良かったのかもしれません。
とりあえず、初めてやった割には上手くいったのではないでしょうか・・・
ということで、次回はこの複製品の仕上げを行って完成させます。
次回で、いよいよ最終回ですよっ。