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CGからフィギュア「注型作業その3」 vol.17

イベントレポート

前回までの作業でシリコン型の片側が出来たので、
もう片方の型を作っていきます。



シリコン同士がくっ付かないように、シリコンの部分に離型剤を塗っていきます。



(湯路の部分に割り箸を使っているところは、そこにも塗っておきます。)



離型剤が乾いたら、型取りブロックをもう一度組み直して型枠を作ります。



前回同様にシリコンを容器にとって、規定の分量の硬化剤を加え良くかき混ぜます。
かき混ぜた直後はシリコン内に気泡が多く混ざっているので、10分くらい放置して
気泡が抜けるのを待ちます。



シリコンから気泡が程よく抜けたら、前回と同じ容量で
シリコンを高い所から落とすように流し込みます。

注意してやっても、どうしても気泡が混ざってしまうので、上下に振動を加えて
出来るだけ気泡が抜けるようにします。
その後は、シリコンが固まるのを待ちます・・・



一晩放置してシリコンが固まったら、型枠を取り外します。
(ここでは違うシリコンを使ったので、ちょっと型の色が違っています。)

その後、型が壊れたりしないように、出来るだけ慎重にシリコン型同士を開きます。



一見上手くいっているように見えますが 実は・・・



腕の結合部分が切れちゃいました・・・(汗)
最初に粘土に埋める角度がイケてなかったのです。

部品同士の結合部分が型の抜き方向に対して
真横方向になるように粘土に埋めてしてしまったので、

型を開ける時にこの部分で横にスライドさせないと
型が抜けないことになってしまっていました。

シリコン型なので多少のアンダーカット(→型用語で、型を開く際に
型に引っかかって抜けない形状のこと)なら無理して抜いてしまえるのですが、
限度を超えていたみたいです・・・

もっとこの部分を考慮して、角度を傾けて粘土に埋めるべきでした。
完全にしくじりました・・・

動揺しつつ「接着剤でくっ付ければいいや」と思い、
ホームセンターに接着剤を買いに向かいましたが・・・

シリコンがくっ付く接着剤が売ってないではないですかっ!

シリコンって接着できないの?・・・まずい・・・

と思ったのですが、ふと冷静になって考えると・・・

いい事を思いつきました。



上の写真の黒く塗った部分をカットして、くり抜いて・・・



このような感じにして・・・

もう一度、原型を型にセットしてこの部分にシリコンをもう一度注入し
シリコンが固まるのを待ち・・・





こんな感じの小さな別ピースを作成しました。

これなら取り外し可能なので、なんとか行けそうです・・・

ということで、なんとか問題は回避できたので
その他の部品も同様に作業を進め・・・







上半身以外の部品は上手くいきました・・・

次回はこれらのシリコン型に、空気を抜くための空気穴を設けて
いよいよ樹脂を注入して複製の工程へと進みます。

 

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