どう違う?「3Dプリンタ」と「造形機」

By in 3Dプリント, ツール on 2012年1月17日

3Dプリンタという言葉を多く目にするようになってきたと思いませんか。


昨年度はローランドDGから発売されたコンシューマー向け切削加工機(iModela)が
その低価格から話題になり、3Dプリンタという単語がネット内でも多くみられました。

アメリカではMakerBot社が1,000万ドルの投資を受け、
ShapewaysはNYに3Dプリンタをずらりと並べた工場を作る計画が報じられるなど、
3Dプリンタ、という単語は非常に目にする機会が多くなった2011年でした。

2011年は『3Dプリンタ元年』だったのではないかと思います。

INTER-CULTUREは3Dプリントサービスを行っており、
マシンを『3Dプリンタ』と言っていますが内部ではマシンのことを『造形機』と呼び、
いわゆる『3Dプリンタ』とは差別化しています。

さらに具体的に言うと、INTER-CULTUREでは光造形機、粉末造形機
そしてHD3000での3Dプリントサービスを行っており、前者2つを『造形機』、
後者HD3000を『3Dプリンタ』と呼び、
各々でのサービスをハイエンド3Dプリントサービス、
キャラクター原型向けプリントサー ビス と呼び分けています。

古くからRPをご存知の方からは、「造形機と、3Dプリンタの違いは何ですか?」と
聞かれることも多いのですが、簡単に言うと、

『造形機』は業務用3Dプリンタで、
『3Dプリンタ』は家庭用3Dプリンタです。

もっと細かく比較を説明するとき、『銀塩カメラにおける一眼レフカメラと
レンズ付きフィルム(いわゆるインスタントカメラ)との違いです』とお答えします。
いまどき銀塩カメラ、、、は古いでしょうか(^^;

どちらも出来上がるモノは写真ですが、撮影時に設定できる幅や、
撮影シーンへの対応能力、そして場合によっては
写真の出来栄えが異なりますね。

一眼レフカメラは撮影するシーンにあわせ、フィルムを変え、レンズを変え、

シャッタースピードや露出などの設定を変えることができます。

従い撮影には腕(スキル)を要し、カメラ本体は高額です。

これの対極にある画期的な商品が、レンズ付きフィルムで、
シャッターを押すだけ、という非常に手軽で、安価なもの、
そしてその間にあるのがコンパクトカメラです。

造形機は一眼レフカメラであり、3Dプリンタはレンズ付きフィルム
もしくはコンパクトカメラだととらえてください。
価格、手軽さという点で比べると、『造形機』は高額で扱いは非常に難しく
そして『3Dプリンタ』は低価格でなによりも扱いが手軽!という違いがあります。

『造形機』は買ってきて、大型の重機で設置して、マシンの性能を引き出す為の
試験造形をして、と買ってきてから造形できるまで1週間はかかります。
『3Dプリンタ』は、買ってきて、机の横に置いて、コンセントに電源ケーブルを
差し込んだ瞬間から使えます。

この手軽さは、普段造形機を使っている私としては驚き!
まさに、デンキ屋からインクジェットプリンターを買ってきた時と同じ感覚でした。

『どちらが優れているのか?』はカメラ同様に撮影シーンにもよりますし、
各々に良さがありますので答えはないでしょう。

年賀状を印刷する為にインクジェットプリンタが普及した、という話を
聞いたこともありますが、

『立体年賀状を出したいから3Dプリンタを買うか!』

という日が来るかもしれません。
3Dプリンタで立体出力したアイテムに切手を貼った立体年賀状、、、ポストに入らないな。

それくらい3Dプリンタと3Dプリントが身近になったら面白いですね。

そうなったとき、『造形機』は、『INTER-CULTURE』は・・・???

続きはまたの機会に。


(宅間)

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