メタセコイヤといえば、プロの方でも使っている方が多く知っている方も多いソフトです。
といっても、初心者にも使いやすいソフトのようなので、
モデリングに初挑戦される方にもおすすめです!!
▼メタセコイヤの初期画面です。
左側にメインの編集機能が、右側には現在編集中のオブジェクトが表示されます。
真ん中の深緑色の画面がモデリングを行なうフィールドです。
画面上に操作パネルが出ていますが、このパネルで主に
モデルをいじっていくので、消さないように気をつけて下さい。
▼今回のポンチ絵です。
下手かどうかは置いておいて・・・。
ポンチ絵の段階でいくつのパーツで構成されているか確認しましょう。
今回のネコの場合は、
- 顔
- 耳(2つ)
- 目(2つ)
- 鼻
- 胴体
- 前足(2つ)
- 後ろ足(2つ)
- しっぽ
全8種類のパーツを作っていけばよいことがわかりました!
メタセコイアは、モデリングのやり方をわかりやすく説明した本も
公式から発売されていますので、今回は流れをさささーっと簡単に
説明していこうと思います♪
メタセコイヤでモデリング
メタセコイアは、スケッチからソリッドを作っていくというよりも粘土の塊をこねて形を作っていくイメージでモデリングをしていきます。
今回は顔パーツから作っていくことにしましょう。
まずはホーム画面に、基本図形を読み込みます。
右側のメインメニューから[コマンド]→[基本図形] を選択。
作りたい形に近いものを選びますが、今回とりあえず立方体を選びます。
立方体が読み込めました。
この立方体をひっぱったり、へこませたりして、好きな形を作っていくわけです。
と、その前にこのパーツの基本情報を編集しましょう。
画面右側に[obj1] と青く選択されているところがあるので、
そこをダブルクリックすると、オブジェクト設定画面が開けます。
ここでは名前の編集や、ミラーリング情報、曲面の分割数を変えることが出来ます。
名前はわかりやすく「顔」などの名前に変え、
曲面の分割数は [Catmull Clark] の8分割を選びましょう。
8分割を選ぶと、読み込んだ立方体が球体に変化します。
ミラーリングは左右対称の複数のパーツを作成するときに使うので、
とりあえず今は使いません。未変更のままでOKです。
さて、名前や設定を変更したら、OKをクリックして
実際にモデリングにとりかかります。
使うは主にこのパネル↓
一番左の十字キーは選択した部分の移動、
真ん中の四角は選択した部分のサイズ変更、
一番右の円は選択した部分の回転を支持します。
XYZはそれぞれの上にある機能に連動しているので、たとえば
一番左のXを選んでカーソルを動かせばX方向の移動を指示できます。
ほとんどの編集動作がこのパネル上だけで出来るので、操作は本当に簡単です。
さて、操作の説明で「選択した部分を」と書きましたが、
選択は、点、面、辺単位で行なうことが出来ます。
選択方法は、カーソルをオブジェクト上で合わせて左クリックして選ぶだけ。
複数選択は[shift] キーを押しながら選びます。
選択されると、点、面、辺の要素がピンク色になります。
逆に選択をはずしたい場合は、もう一度その部分を左クリックするか、
全部はずしたい場合は、画面上の何もないところで左クリックします。
■ポイント■
複数の要素を選択したい時に、便利な機能が[投縄] 機能です。
その名の通り、自由曲線で囲んだ部分を全て選択することが出来る機能です。
一個一個クリックしていく必要がないので、非常に便利です。
さて、選択と操作パネルの使い方をマスターすれば
もうモデリングに取り掛かることが出来ます。<
まずは色々と動かしてみてください。
失敗したと思ったらショートカットキー [Ctrl+Z] で前の状態に戻れるので、
オブジェクトを縦にひっぱったり、横に縮めたり、顔の形を作っていきましょう。
モデルの回転は[右クリック]をしながらマウスを動かします。
モデルの拡大/縮小(表示上のみ)はマウスのホイールを動かすことで変更できます。
こんな感じに出来上がりました。
まずは顔のベース部分の完成です。
次は目や鼻といったパーツを作っていきます。
後で調整も出来るので、ここで気に入らなくても大丈夫です。
ざっくり作って行きましょう。
■ポイント■
パーツを増やしていく時には、右側のオブジェクト編集のところで、
目のマーク(表示/非表示)と鍵マーク(編集可/編集不可)を設定すると便利です。
編集不可にしておけば選択が出来なくなるので、
他のパーツを編集する時に間違えて触ってしまう可能性がなくなります。
では次は耳を作っていきます。
右側のオブジェクト編集画面に[新規]というボタンがあるので、
選択して新しいオブジェクトを追加しましょう。
基本的には基本図形を選ぶ→編集。と操作方法は同じですが、
[オブジェクト設定] の [ミラーリング] で [左右を分離した鏡面] を選択しましょう。
これを設定することで、耳を片方ずつ2回作らなくても、
自動的にミラーリングされたパーツを作る事が出来ます。
このミラーリング設定は目などでも使えるので覚えておきましょう。
耳が出来上がったら、顔パーツを表示させて、
移動コマンドとサイズコマンドでちょうど良い位置に配置しましょう。
- 1. 基本図形をいじって形状を作る
- 2. 位置を配置する
この繰り返しで他のパーツも作って行きます。
顔がこんな感じで出来上がりました!
基本図形を選んで、伸ばしたり、縮めたり、位置を変更するだけで、簡単に作れました~!
少し長くなってしまったので、いったんここで切ります。
次回は身体パーツやしっぽなどを作って行きましょう。
造形までこぎつければいいなぁ。
どうぞお楽しみに~♪
★モデ子★
フリーソフトでモデリング〜メタセコイア編 Vol.2 (応用操作)へ