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3Dデータ作成のコツ〜データのエラー編2

By in 3Dデータ作成のコツ on 2012年1月13日

今回はデータエラーに関するお話の続きです。

インターカルチャーに頂くデータの中で、一番多く見られるエラーは
「シェルが一つになっていない」と言うモノです。
その次くらいに多いのは



シェルを構成する面が一部裏返ってしまっているパターンです。

「面が裏返ってしまう」とはどう言うことなのか
いまひとつ分かりにくい部分があるかもしれませんので、
今回はその辺を、絵を交えて簡単に説明していきたいと思います。

3Dプリントで使われるデータ形式は、STLとOBJが代表的なもので、
ほぼどこの立体出力サービスでもこの2つの形式で受け入れを行なっていると思います。

インターカルチャーで使用している造形機では、OBJデータも最終的にはSTLに変換して出力しています。
この最終データの段階で重要なのが、立体を構成する面の方向(法線)です。

STLなどの立体データは、基本的に寸法と体積の概念を持っています。
体積情報を持っていると言うことは、立方体のデータは例えてみれば
商品の化粧箱のようなものです。

化粧箱を構成する面は6面。
それぞれの面は印刷された面が表を向いているのが正解です。

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断面図

法線が裏返っていると言うのは、この化粧箱のある面が、裏表逆になっている状態です。
印刷面が裏表になっているだけなら、モノを入れるのに支障は無いですが
(化粧箱としての用は成しませんが)STLデータでは、面が裏表逆になっていると、
そのデータは体積情報を持つことが出来なくなります。

これでは、造形をすることが出来ない訳ですね。

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断面図2

CG向けの3Dデータは、実際に形にすることを前提に作られませんので、
ソフトによっては、こう言った面の裏表については
あまり厳密に設定されていないモノがあるようで要注意です。

こう言った不具合を避ける為にはどうすれば良いでしょうか?

何と言っても、まずデータ作製の際、常に
面の向きに気を使って作業する。

これが結局一番良いかもしれません。

加えて、作成済みのデータは一度
フリーのSTLビューワーMiniMagics 3.0で確認すればより完璧です。

「Mini Magics」は加工こそ出来ませんが、断面を見ることも出来ますので、
面の裏返りの他にも、内部で面が交差していたり、
不要な面が有ったりした場合も分かりやすいのです。

ココでおかしな面などがあれば、作製ソフトに戻って修正して、
また「Mini Magics」で確認して…と言う流れですね。

また、寸法を測ったりも出来ます。

最終的にデータの3Dプリントを考えておられる方は入れておいて損のないソフトです。
という訳で、今回はココまで!
(中村)


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